【50代女性】まさか子供からの無視

手塩にかけた子供だった。

生まれた時から、片時も手を抜くことなく、愛情いっぱいに育ててきた。

3つ違いのお姉ちゃんの育児に悩み、叱ったり、泣いたり、大変な思いをしてる私の姿を見て、慰めてくれたり、憂さ晴らしの旅行に付き合ってくれるような、仲良しの次女だった。

友達作りが下手で、ポツンとしてる次女に、「ママが友達じゃダメ?」と言ってみると、「いいよ」と言ってくれて、映画などにも一緒に行った。

そんな存在だった子が、中学生の二学期頃から、私をにらみ、返事をしなくなり、無視するようになった。きつかった。心に穴が開いた。自分の存在価値を失くした。

いつも傍観者であった夫が、さすがに出てきてくれた。そのことについて話ができた。心はズタズタのまま、何とか生き延びれた。

半年という時間の経過とともに、お互いに一段階段を登れた。少し大人になった関係になれたかな。

今になって、二人が小さかった頃の写真などを見ていると、いつも長女を突き放している自分がいたことにも気づかされて、胸が苦しくなる。

長女よ、ごめんね。

二人ともかけがえのない我が子。二人とも同じ愛だよ。