【50代女性】日に日に揺れる思い

施設から高齢の母親を自分の元へと引きとった。

認知症でない事だけがせめてもの救い。

歩けない体を支えて、浴槽までの距離。重くてヘトヘト。

ズボンからウンチがこぼれて、足に付く。もうこの辺で綺麗に逝ってください。と心で願う。

でも、浴槽のお湯に浸かった時、あー気持ちいい。と至福の顔を見ると、お風呂好きだった母親の光景が走馬灯のように浮かぶ。

こんな気持ちを毎時毎分繰り返し、気持ちは揺れる。