母の入退院
今回は本当に最後かと思った。
退院の日。また一段と痩せ細った手をにぎり
表情があまりなくなってしまった母を
介護タクシーに乗せてもらい
ウチに帰るのではなく施設へ向かう。
私のそばに居たいだろうな…。ウチに帰れると思ったはず。
2度目の肺炎
4〜5回目の入退院
凄い根性で…
また戻ってきてくれた。
もう一度お母さんの明るい声が聞きたいな…。
一人、帰りの車では、 想い出に押しつぶされそうになり思いっきり泣いてから切り替える。
諦める事に、毎日精一杯。
「諦める」
「明らめる」明らかに極める…とも言うのだそう。
色んな手放し方を探りながら、
誰しも通る道をゆっくりと通ります。