【50代女性】貧乏は嫌だ
子供の頃貧乏な家だった。酒乱の父親のため母親は豪華なお膳を作るために質屋通いや、 借金を繰り返していた。
私にもリカちゃん人形をたくさん買ってくれて、いつも友達がお人形ごっこをしに遊びに来ていた。
ある夜(小学4年生だったか)父親が血相を変えて「大事なものだけまとめろ!すぐに家を出るぞ」 と言ってきた。
街のヤクザ者が借金の取り立てに来るとのこと。
いったん車に乗った私は「リカちゃんを忘れたから待って、取りに帰る」と一人で恐怖の中を走った。
その後親子4人車で10時間かけて大阪へ夜逃げした。
大人になったら、絶対に貧乏は嫌だと、必死で働き、必死に生きた。